著名人も語る英語の重要性

英語ができなくても日常生活では困らないかもしれません。ただ、インターネット上にあふれる情報の50%以上が英語です。圧倒的な量の情報が英語で発信されていますが、そのほとんどは日本語には翻訳されません。翻訳されても読者に届くまでには時間がかかります。インターネットはアメリカで開発されたものなので英語がベースの文化です。そのインターネット文明が世界を席巻している現代では、英語ができないと最新の情報には触れられません

世界中の誰もがネット上で情報発信ができ、ありとあらゆる情報が氾濫している現代社会では、どれが信頼できる情報かを自分で見極めて判断していかなければ、無意味な情報に踊らされてしまいます。その時に鍵になるのが英語でしょう。日本語だけに頼っていては、あまりに情報が限られていて、違う観点や立場の情報を得られません。外国語を学ぶことは、異なる考え方や多様な意見を学ぶことでもあります。身近なニュースを客観的に捉え、それが本当なのか見極めるためにも、英語が必要なのです。

「英語よりも学ぶべきものがある」「英語ばかりできても中身が伴わなければ意味がない」と言われることもあります。もちろん英語が話せるだけではダメですが、だからといって、中身があれば英語ができなくてもいいわけではなく、これからは、英語で中身のある話ができる必要があります。一昔前なら少し英語ができるだけで評価されましたが、もはや多少の英語力ではスキルとは呼べません。英語はできて当たり前なのです。

これからの日本ではますますグローバル化が進みます。国内は少子化によって国内需要が頭打ちなのは目に見えていますから、企業はますます海外市場に進出するでしょう。世界のビジネスでの共通言語は英語です。国内でも、外資系企業がこれまで以上に増えるだけでなく、数カ国語が堪能な海外からの労働者も増えるでしょう。つまり有能で野心のある競争相手が増えますので、英語すらできないと就職で不利になる可能性もあります。今後、ますます需要が高まる科学技術やテクノロジーの分野では、今もすでに英語が共通言語です。英語ができてはじめてスタートラインに立てます。

国際化とIT化が進む社会では、ますます単純作業の仕事はなくなり、今ある職種の半分くらいがコンピューター技術によって自動化されるという衝撃的なデータもあります。パターンを暗記するだけの従来の英語学習では対応できません。機械にはできない想像力・思考力・表現力を養う必要があります。

著名人も英語の重要性を語っていますので、少し紹介しますね。

小学生、中学生に英語の大切さを訴えたい。学びのツールは、ネット上にたくさん転がっている。その時に鍵となるのが、実は英語である。特に科学分野の世界では、とにかく英語ができないと始まらない。英語はサイエンスやテクノロジーの世界では唯一と言っていい言語です。英語ができないと最先端の場所には行けません。つまり、英語をやるべきだということには、議論の余地がないんです。茂木 健一郎(脳科学者)

英語の情報やニュースは、日本語に翻訳されると思われている方が多いようですが、皆さんが見落としがちなのは、そのタイムラグです。英語ができなければ、それだけビジネスの最前線から出遅れてしまいます。茂木 健一郎(脳科学者)

私自身、日本人の中ではかなり英語ができるほうだと思うが、英語圏の文化人興味を持ったことが英語上達のきっかけになったように思う。茂木 健一郎(脳科学者)

日本人にはたくさんの素晴らしい特性があります。イノベーションを起こしたり、信頼できる素晴らしい製品づくりにも長けている。日本人は誠実で一生懸命仕事に打ち込みます。日本人に悪いところがあると言っているのではなく、問題は英語が話せないこと。中村 修二(ノーベル物理学賞を受賞)

私は日本人が世界に進出できない唯一の理由は、英語だと思っています。中村 修二(ノーベル物理学賞を受賞)

日本では、日本語が話せないと商売ができない。でも、今は経済に国境がありません。日本でも英語が話せないと、将来ビジネスができなくなる。ですから皆さん、ぜひ英語を勉強してください。英語はビジネスの道具です。柳井 正(ファーストリテイリング社長)

やっぱり英語の本を怖がらず読む癖をつけたほうがいい。本当に大事で新しい情報は、今でも英語でしか入ってきません。池田信夫(経済評論家)

日本語でほとんどの用が足りるというのも、インターネットや科学の最先端ではもう当てはまらない。日本語の本しか読まないビジネスマンは、世界から取り残されているのだが、彼らは取り残されたことさえ気づかない。池田信夫(経済評論家)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA