ディベートって何?

ディベートとは、論点となる問題について肯定側と否定側がそれぞれ用意した事実に基づいて客観的に論理展開することです。アメリカでは、小学校の時からディベートやプレゼンを行い、自分の意見を伝えるコミュニケーション術を学びます。ディベートで求められるのは論理的思考です。論理的思考とは、根拠や理由を明確にしながら物事の整合性を見出し、合理的に解決していくことです。論理的思考力がない人ほど、決断力がありません。収集した情報を活用できず、大局的な視点で判断できないからです。

論理的思考を身につけると、説得力のある話ができます。説得力とは相手を納得させることができる力、つまりは人を動かす力です。残念ながらこれまでの日本の学校教育では、論理的思考を学ぶ機会はほとんどありませんでした。そのため多くの日本人が論理的思考に苦手意識を持っています。

しかし、論理的思考はトレーニングすれば、誰でも身につけることができます。ビジネスの現場では今後、英語で商品やサービス内容のプレゼンをしたり交渉したりする能力がますます重要視されます。今後は、人工知能の発達によって単純作業の仕事はなくなると予想されますから、今以上に表現力、思考力、想像力が求められていくでしょう。当校では、アメリカで実践されてきたグループワーク、プレゼン、ディベートを通して、論理的思考力や問題解決能力を養うレッスンも提供しています。

日本の学校教育では習わない論理的思考力

私自身、アメリカで大学に通い、さらにアメリカでビジネスをしてきて、日本では習わなかったけどアメリカでは当たり前のように指導されているスキルがあることに気づきました。プレゼンテーション、パブリック・スピーキング、ディベート、論理的思考、クリティカル思考、メディア・リテラシーなど、そのどれもが情報社会やグローバル社会で必要なのに、日本の学校教育で教えてくれなかったスキルです。

しかし同時に、海外に住むことによって、日本の教育の素晴らしさも実感しました。日本にはすでに海外に誇るべき良さがたくさんあります。それに加えて、アメリカの教育の良さを兼ね備えることができれば、まさに鬼に金棒です。

当校では、アメリカで開発された思考力を鍛える教材や、ストーリーを取り入れたクリエイティブなアクティビティを取り入れることで、日本ではなかなか重視されにくい「主体的に自分で考える力」「自分の考えを伝える力」を育み、激動の社会を生き抜ける人材に導きます。

注)

※Critical Thinking(クリティカル思考力)とは、物事を鵜呑みにせず、前提や常識、思い込みを疑い、客観的・多面的に分析し、本質を見抜くこと

※Logical Thinking(論理的思考力)とは、根拠や理由を明確にしながら物事の整合性を見出し、合理的に解決していくこと

※Public Speaking(パブリック・スピーキング)とは、プレゼンやスピーチなど聴衆や人前で話すこと。

※Media Literacyメディア・リテラシー)とは、情報を適切に取捨選択し、真偽を見極めて活用する能力

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